カードプリンタ

社員証・学生証・メンバーズカードなどのIDカードを即時発行できるプリンタです。操作も難しくなく、WORD・EXCELなどで印刷するのと同じように誰でも簡単にIDカードが作成できます。 特にIDカードは1枚1枚名前や写真が異なるため、どうしても大量印刷には向いていません。カードプリンタなら1枚1枚必要な分だけ作成することができ、なおかつ外注に出すよりも大幅にコストが削減できます。 こちらでは各種カードプリンタの違いや機種をご紹介して、お客様のIDカード自社作成の為のサポートをいたします。

印刷方式による違い

カードプリンタにはインクリボンを使って印刷するタイプが再転写方式と直接熱転写方式の2種類、インクカートリッジを使って印刷するタイプが1種類。計3種類の印刷方式がございます。印刷したいカードの種類やカードデザインによって推奨する方式がございます。

再転写方式

カードに印刷する画像を一旦フィルムに印刷し、フィルムに印刷された画像をヒートローラーと呼ばれる部品で熱をかけてカードの表面に転写して印刷します。この方式は、カードの全面に印刷が可能です。また、カードの種類や素材に影響されにくくカードの表面に若干の凹凸がある場合でも印刷が可能です。

直接熱転写方式

プリントヘッドと呼ばれる装置でカード表面に直接印刷します。構造がシンプルなため印刷速度が速いことが特徴です。ただし、カードのふち0.5mm~1mm程度印刷できない部分があります。またICカードなどは若干の凹凸があるため、この方式はあまり得意ではありません。

インクジェット方式

インクをカードに吹き付けて印刷します。印刷コストは安くなりますが、インクをしみこませるために専用のカードが必要になります。使用できるカードの種類が限定されてしまいます。また、印刷可能な専用のICカードはございません。

エンコード対応

カードプリンタの内部にエンコーダと呼ばれる装置を取り付け、なおかつエンコード作業に対応したソフトで印刷することで、印刷と同時に磁気またはICカードのエンコード(データ書き込み)ができるようになります。IC入りのカードも、すべてお客様自身で作成することが可能になり、ICカードを作成するコストと完成までの時間を大幅に削減することができます。ノウハウを持つ弊社がお客様の用途に合わせて構成・運用のご提案を致します。

カードプリンタの選び方

たとえばICカードは表面の素材が特殊だったり、表面に凹凸があるため再転写方式がおすすめですが、ICがないプラスチック(PVC)のカードはすべてのプリンタで印刷ができます。しかしデザインやなどによっておすすめするプリンタが変わります。 プリンタ選びの参考に以下に用途・デザイン別に推奨する印刷方式とプリンタをご紹介いたします。

用途別おすすめ印刷方式

  • ■再転写方式
    ・ICカード
    ・全面印刷
    ・写真・文字をきれいに出したい
  • ■直接熱転写方式
    ・印刷スピードが速い
    ・名前だけの追い刷りができる
    ・価格が安い(再転写に比べて)

カード別おすすめ

再転写プリンタ : 

 / 直接熱転写プリンタ : 

■ICカード

主な用途 : 社員証/学生証

○印刷のみデータ書き込み(エンコード)なし

○印刷+データ書き込み(エンコード)あり

プラスチックカード

主な用途 : 会員証・資格/認定証・診察券・身分証など

○全面(余白なし)印刷

○余白あり両面印刷

○余白あり片面印刷

上記はプリンタ選びの一例です。他にも磁気カードへのエンコードや発行運用の方法などでも選び方が変わります。
種類が多く選びきれない際は一度弊社までお問い合わせください。

メーカー別商品紹介

簡単に再転写・直接熱転写方式のプリンタの取り扱いメーカーをご紹介致します。

日本データカード

米国に本社があるデータカードグループが持つ、高セキュリティなソリューションを背景に、金融機関等で多く導入事されています。 オフィス向けのデスクトップタイプの他、金融機関での大量発行向けプリンタや凹凸加工ができるエンボッサーなど、カード発行に関わる機器やソリューションを幅広く提供しています。

FARGO

国際的セキュリティメーカーHID GLOBAL社の世界シェアカードプリンタブランドです。
FARGOの製品は、再転写式と直接印刷式の両タイプのラインナップがございます。
保証期間は2年間で、他のメーカーより製品を長く保証致します。

EVOLIS

世界では第2位のシェアを持つフランスのメーカー、各種公共機関にも数多く導入されています。単色リボンも充実しており、すでに印刷してあるカードに対し、氏名等の追い刷りなどに使用されています。直接印字式のみのラインナップになります。

GRASYS

低価格で、かつレイアウトソフトが標準添付されている為、導入しやすいのが特徴です。プラスチックカード印刷を手軽に導入するのにおすすめのメーカーです。

Q&A

ICカードに印刷できるプリンタはありますか?

はい、ございます。弊社では再転写方式のカードプリンタを推奨しています。

両面に印刷できるプリンタはありますか?

はい、ございます。製品の比較表をご確認ください。

紙のカードにも印刷できますか?

はい、できる機種もあります。対応機種はお電話にてお問合せください。

バーコードやQRコードは印刷できますか?

はい。印刷できますが、アプリケーション(発行ソフト)に依存します。バーコードやQRコードが作成できる発行ソフトをご使用ください。詳細は発行ソフトのページをご参照ください。

発行ソフトはプリンタについていますか?

付属しているものと、そうでないものがございます。カードプリンタのページの比較表をご確認ください。

薄いカードに印刷できるプリンタはありますか?

はい、ございます。製品の比較表をご確認ください。

再転写式と直接印刷式の違いは何ですか?

カードプリンタのページの印刷方式の違いをご確認ください

各プリンタに保証はついていますか?

はい。ついていますが、プリンタによって保証期間が異なります。カードプリンタのページをご参照下さい。修理はすべてセンドバック方式での対応になります。オンサイトでの修理は行っておりません。

既存のソフトから印刷することはできますか?

はい、可能です。プリンタドライバを標準で持っておりますのでソフトに指定はございません。

MACに対応しているプリンタはありますか?

いいえ。申し訳ございませんが、弊社で販売しているカードプリンタでMACに対応している製品はございません。